のすすめ |
歴史言語学は、言語が時間の推移とともにどのように変化するかを研究テーマとします。まず言語の変化とは何か、次にどんな研究方法があるかを知り、変化することも人間言語の特質のひとつとして捉えることが必要でしょう
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| 文献案内 |
これから歴史言語学を学ぼうとする人のために、まず日本語(翻訳を含む)で書かれた参考書として次のものを選んでおきましょう。
| 池上二良編『言語の変化』[講座言語・第2巻]大修館1980。 | |
| 編者による概説にはじまり、音の変化、文法の変化など幅広い各論のあと、生成文法からの解明をも加えた点が注目されます。 |
| 高津春繁『比較言語学入門』岩波書店1992(初版1950)。 | |
| 比較言語学の方法を日本語で述べた古典です。この新版には解説(風間喜代三)が付いています。 |
| 風間喜代三『言語学の誕生』岩波書店1978。 | |
| 19世紀における、印欧語比較文法の発達とその背景を知るために、あるいは言語学の誕生自体に触れることのできる有益な参考書です。 |
| A.メイエ、泉井久之助(訳)『歴史言語学における比較の方法』みすず書房1977( 原著はLa m thode comparative en linguistique historique, Oslo.1925)。 | |
| 著名な印欧語学者が比較言語学の方法について講演したものですが、ロマンス語からも多くの例が引かれ、基本文献のひとつといえます。 |
| H.パウル、福本喜之助(訳)『言語史原理』講談社1976(初版1965)。 | |
| 19世紀の歴史言語学の成果をまとめた古典です。 |
| L.ブルームフィールド、三宅・日野(訳)『言語』[第17−27章]大修館1970。 | |
| 第17−27章は歴史言語学へのオーソドックスな入門書としてこんにちでも有効です。 |
| F.ド・ソシュール、小林英夫(訳)『一般言語学講義』[第3編 通時言語学]岩波書店1992。 | |
| この第3編で歴史言語学の原理を探ることができます。 |
| Th.Bynon,Historical Linguistics, Cambridge University Press, Cambridge, 1977 | |
| 歴史言語学のテキストとして初版いらい定評のあるものです。主要な方法論をとりあげています。 |
| R.L.Trask,Historical Linguistics, Arnold, London 1996 | |
| 歴史言語学のあらゆるテーマ(印欧語を含むノストラース語族、消滅した言語などにも及ぶ)を提供する最新のテキスト(練習問題付)です。 |