
シンポジウム
いのちと死をみつめる
・・・脳死、臓器移植に関する法をめぐって・・・
1997年7月16日に公布された「臓器移植に関する法律」が施行三年を経て、
今年、見直しの期限を迎えている。
1999年2月末、脳死下での臓器移植提供があり、
私たちは数例の臓器移植を見つめてきた。
このような動きの中で、私たちの「いのち」、そして「死」をどのように捉え、
受けとめていけばよいのだろうか。
さまざまな可能性の中で、私たちの選ぶべき道筋を探っていきたい。


パネリスト
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「生と死―消えてゆく境界線―」
「子どもの意見表明権と臓器移植法の思想―日本から発信すべき2つの論点―」
「足るを知る―生命現象と文化現象の交差点に立つ哲学者の疑問―」
司会
青木 清
日時
2000年7月2日(日)
開場
午後1:00
開演
午後1:30〜4:30
場所
上智大学 10号館講堂
東京都千代田区紀尾井町7-1
※JR中央線・総武線、地下鉄丸の内線、南北線の四ツ谷駅から徒歩3分。有楽町線の麹町駅から徒歩7分。
入場無料
主催:上智大学カトリックセンター
お問い合わせ
チラシをご希望の方はご連絡ください。
TEL 03-3238-4161 E-mail keiko_hara@cl.sophia.ac.jp
URL http://www.info.sophia.ac.jp/cathocen/
パネリスト・プロフィール
森岡正博
大阪府立大学教授。
いのちに立脚して科学と文明を問い直す「生命学」を提唱。
98年以降は季刊『仏教』において「無痛文明論」を展開中、従来の学問の枠を切り崩す言説に大きな注目を浴びている。
『脳死の人』(東京書籍、1989)以来、脳死の倫理問題を「人と人との関わり」の視点から論じ、
現代社会の抱えるさまざまな問題との関連においてそれを追求しようとする。
現在、Life Studies Homepageにおいて、町野氏の発表された「小児臓器移植に向けての法改正」への
反対意見を表明している。
町野 朔
上智大学教授。
刑法専攻の研究者であるが、「医療と法」の研究にも関わり、昨年まで、
「厚生科学研究免疫・アレルギー等研究事業(臓器移植部門)」の「臓器移植の法的事項」の分担研究者であった。
刑法の関係での著作のほか、医療関係に関してもいくつかのものがある。
今回のテーマの関係では、『患者の自己決定権と法』(東京大学出版会、1986)、『犯罪各論の現在』(有斐閣、1996)、
秋葉悦子氏との共著『脳死と臓器移植』(第3版、信山社出版、1999)がある。
ホアン マシア
上智大学教授。
神学部で倫理を担当し、生命科学研究所において学際的な研究をする哲学者。
和辻哲郎の『風土』をスペイン語訳し、スペイン思想家ウナムーノを手がかりに哲学の矛盾を追求した。
『真理の探究』(南窓社、1979)と『限界の哲学』(南窓社、1988)でリクール解釈学にそった人間学を試みる。
『生命の未来学―バイオエシックスを超えて―』(南窓社、1987)以降、生命倫理よりも生命観の再考の必要性を訴え続けている。
El animal vulnerable,Madrid,1997(『人間、この傷つきやすい動物』)。
司会者・プロフィール
青木 清
上智大学教授。
神経行動学部門「脳と行動」の研究が主体であるが、わが国の生命科学研究を推進するにあたって、
生命科学の研究とあいまって生命倫理の研究と教育の重要性を論じてきた。
上智大学の全学共通科目では「生命と倫理」の授業を担当し、多くの学生に生命倫理の重要性を啓蒙している。
ローマ法王庁生命アカデミーの会員として活動している。